さよなら 空にうかぶ雲は止まることなく すきとおる下に緑はゆれる 幼かった思い出はただ色褪せて 限りある今に淡い光を差す この窓は永く長い夢を見てきた 眩しさに目を閉じることもなく 流れ行く風にどこまでも吹かれ 潮の薫りに心休めるなら 曇らない笑顔背には小さな 翼ひろげて言えるはずさよならを 海を返す波は止まることなく すきとおる下に蒼はゆれる 拙かった思い出はただ美しく 形変え夜は月の光に見る 涙が無限の価値示す別れの 悲しみに僕らは強くなれる 閉じた瞳に写るものは見えず 越えられない壁にいつまでも泣いた 流れ行く風にどこまでも吹かれ 潮の薫りに心休めるなら 曇らない笑顔背には小さな 翼ひろげて言えるはずさよならを 言えるはずさよならを